conservacion patagonica

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どうも。
ジメジメして天パには嫌な季節になってきましたね、僕は髪を切ろうかどうか考え中です。

話が変わりますが、先日、友達に誘われてアウトドアメーカーのpatagonia主催の講演会に行ってきました。講演のお題はタイトルにある"conservacion patagonica"というプロジェクトについて。これはpatagoniaが現在行っている環境保護のプロジェクトの一つで、名前の由来にもなった南米のパタゴニア地方で現在農場として使われている土地を買収して、以前からその農場地帯と隣接していた国立の自然公園を広大な一つのものにしようという取り組みです。

日本のpatagonia支社からも何人か社員が活動に関わっているらしく、実際に現地に赴いていた二人の社員さんがゲストスピーカーとして話をしてくれました。非常にスケールの大きいプロジェクトですが、現場レベルでやっていることはとても地味です。買収以前に農場で使われていた柵を引っこ抜くのが主な仕事で、柵の除去によって公園内を動物が自由に移動できるようにするとのことでしたが、柵の長さは買収した土地の中で800kmもあるらしく、気の遠くなるような作業だそうです。ちなみに柵をチェーンソーで切ればすぐ終わるそうですが、patagoniaでは木材の再利用のためにチェンソーは使わず、全部手作業で引っこ抜くので一日に何キロかしか進まないんだそうです。他にも壊れてしまった現地の生態系を取り戻すために、外来種の植物の除去などもやっているとのことでした。

現地の風景の写真がとても綺麗でしたが、特に印象的だったのはpatagoniaの会長のイヴォン・シュイナードの言葉です。(以下引用)
http://japan.patagonia.com/enviro/reports/corporate.shtml

仲間のためにギアを作ることで事業を始めたアルピニストの私は、自分自身を「ビジネスマン」と意識したのは、ビジネスマンになってからかなり後のことだったが、ずっと企業の責任とは何かという課題と格闘し続けてきた。ビジネスとは実のところ誰に対して責任があるのかということに悩み、それが株主にでも、顧客にでも、あるいは社員にでもないという結果にようやく達した。根本的にビジネスは資源元に対して責任がある。自然保護論者のデイビッド・ブラウワーが、「死んだ地球からはビジネスは生まれない」と言っているように、健康な地球がなければ株主も、顧客も、社員も存在しないのだ。

僕はアメリカでは企業は株主のものという考えが深く根付いているのかと思っていましたが、こういう考え方をしている企業もあることに少し驚きました。patagoniaはこの理念を遵守し、利益一辺倒にならないためにあえて未上場なんだそうです。企業が誰のもので、誰に対して責任を負うべきなのかは非常に難しい問題だと思いますが、地球もstake holderの一人かもしれないですね。

ちなみに講演会で出てきたマテ茶という現地で飲まれているお茶は畳の香りのする何ともいえない味でした。もう飲まなくていいかな・・・。あ、そういえば先日受験した簿記が受かっていたので、しばらくは証券アナリストの勉強に専念しようと思います。
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by fujisho3 | 2006-06-19 19:32 | 日々
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